初めて、スマホ申告というものにチャレンジした。
私は、お金はないが、結構たくさんの入力項目があるので、現状さすがに自分の本番申告をスマホではできない。
なんちゃってで、普通の会社員になりすまし、奥様と連帯債務で住宅ローンを借りて住宅を新築したというストーリーを入力してみた。相手が機械だと思うと、こういう無駄な取組みに相手をしてもらえるのはありがたい。
やはり、若い方は一度しっかりテクニカルタームなどを理解してから取り組んだ方がいいかもしれない。もしも、途中で止まってしまうと、一時保存する方法もあるわけだが、ダウンロードしたデータを再読み込みしたりするのも案外手間で、結局最初からやったほうが早い、ということもある。
①源泉徴収票の見方
左端の数字は総収入額が記載してある。手取りではない。
真ん中くらいにある数字は、給与所得控除後の給与等の金額というものだ。個人事業主の場合に領収証などのエビデンスがないと必要経費が認められない半面、サラリーマンは法律で収入額に応じた必要経費が決められている。これが給与所得控除といわれるもので、総収入からこれを引いたものがいわゆる給与所得ということになる。
右端にある数字は、会社で年末調整がされた後に、会社から結局年間いくら源泉徴収されたかを示している。年調がされていない人は、真ん中が空欄になっている。
②土地の売買契約書
いつ誰からどこをいくらで買ったのか、が記載してある。相手の名前と購入日と買い取り額を入力することになる。
③建物の請負契約書
あなたの建物が一体いくらで建ったのか、が記載してある。実際に所有権が移転するのは、「引き渡し」を受けたときである。引き渡しは、住宅メーカーが、引渡証という紙を作っていることが多い。
④履歴事項全部証明書
昔で言う登記簿謄本がデジタル化でこういう名称になった。
表題部、甲区、乙区という三つの欄がある。
表題部は、建物が新築されたことをもって作成される。面積が記載されており、入力する必要がある。
甲区は、所有権に関する事項が記載されるので、奥様と持分共有したりする場合には2分の1などと記載してある。これもローン控除の申告には必要となる。
乙区は、抵当権などの担保物権が記載される。借入をした銀行にいくら借りて抵当権が設定されているが、これは申告には使わない。
⑤借入残高証明書
銀行から住宅ローンが年末時点でいくら残っているかを証明するものである。
⑥ほかに補助金の明細や住宅性能証明書などを用意しましょう。
住宅性能証明書などは、エコ、断熱、低炭素、いろいろあるので、住宅メーカーさんに確認する。補助金は、浄化槽だったり、エコだったり、子育て関連だったり、いろいろあるが、住宅に充てられるものが該当する。
ちゃんと勉強してからやらないと、何度もやり直す羽目になる。
融通利かんよ。